内覧会の指摘書メーカー

新築の内覧会で施主が自分でできるチェックと、指摘の伝え方

この解説は、施主が見える範囲と通常の操作で確かめるための一般的な目安です。専門家による検査の代わりではなく、建物の品質や隠れた不具合の有無を示すものでもありません。気になる点や自分で確かめられない点は、建築士などの専門家に相談してください。

内覧会(引き渡し前の施主による確認)では、短い時間で多くの場所を見ることになります。事前に持ち物と回る順番を決め、見つけたことを「その場で記録して、書面で伝える」流れにしておくと、後から慌てにくくなります。

1. 内覧会の時期と、事前に用意すること

内覧会は、建物の完成後で引き渡し前に行うのが一般的です。手直しと再確認の時間も含めて、売主・施工会社と日程を調整します。引き渡しの何日前かについて全国共通の決まりは、今回確認した資料では見つかりませんでした。長谷工の解説は、引き渡し直前の設定を避け、修繕の日程も確認するよう案内しています。

出典:長谷工「入居前の内覧会とは?」

2. 当日の持ち物

道具の準備は、アネストの解説でも当日の確認事項として挙げられています。次は、施主が簡単に使えるものの例です。

壁などに付箋やテープを貼る場合は、先に施工会社などの承諾を得てください。

出典:アネスト「内覧会のチェックポイント」

3. 回り方:全体から部屋ごとへ

  1. 最初に担当者の説明を聞く。設備の使い方を教えてもらい、確認できない設備(未開栓・未通電など)がないかを聞きます。
  2. 部屋ごとに、目で見て、普通に操作する。玄関から順に回ると見落としが減ります。傷、汚れ、へこみ、壁紙の浮き、建具の開閉、スイッチ、換気扇、インターホンの動作などを見ます。
  3. 水回りは見える範囲で。キッチン・洗面・浴室で、見える水漏れや浴室タイルのひびがないかを見て、使い方も聞きます。
  4. 外まわり(戸建て)は安全な位置から。基礎や外壁のひび、傷、仕上げの剥がれを見ます。ひびの原因や危険度は、施主が判断する必要はありません。
  5. 図面・仕様と照合する。間取り、収納やコンセントの位置、注文したオプションが合意内容と合っているかを見ます。
  6. 終わる前に、気になる点を担当者と現物で確認する。対応内容、補修予定日、補修後の確認日を聞きます。

確認できなかった設備は「問題なし」にせず「未確認」と記録し、確認できる日と担当者を聞いておきます。

屋根に上る、床下に潜る、機器を分解するといった確認は、施主が行う範囲に含めません。これらや、構造・法令に関わる判断は専門家に相談してください。

出典:福岡県建築住宅センター『住まいづくりの手引き』2025年版(冊子40ページ)、広島市「住まいよくある質問」、長谷工「入居前の内覧会とは?」

4. 指摘を書面で伝えるコツ

日本建築士事務所協会連合会は、専門家の立会いと、改修方法などを文書で取り交わすことを勧めています。口頭だけで終わらせず、書面の控えを双方で持つ形が向いています。

出典:日本建築士事務所協会連合会「引渡し時のチェックポイントを知りたい」

記載例:

No.01/洋室・入口ドア/閉める途中で枠に接触する。写真01・02。動作をご確認ください。対応方法と完了予定日をご回答ください。

出典:アネスト「内覧会のチェックポイント」(記載例と項目の組み立ては、資料を踏まえた本サイトの提案)

5. 注意しておきたいこと

出典:日本建築士事務所協会連合会、広島市「住まいよくある質問」

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